劇場デビュー作『マジカル・ガール』がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したスペインの鬼才カルロス・ベルムト監督最新作『マンティコア 怪物』より、ビジュアル&30秒予告を解禁!
解禁されたビジュアルは、主人公フリアンの不安げな横顔のなかに不気味な無表情の顔が重なり、「欲望は目覚める」というコピーが添えられている。そして、フリアンが想いを寄せる女性ディアナの横顔の写真も置かれたデザインだ。
併せて解禁された30秒予告は、冒頭で何者かの似顔絵のスケッチが燃えていく様子と交互に「衝撃のアンチモラル・ロマンス誕生」の言葉が映し出される。そしてある少年を遠目から見つめるフリアン。そして、「誰も傷つけてない。リアルじゃない」と声を絞り出すフリアンに「私はリアルよ」と厳しい表情で告げるディアナ。彼の心に奥底に潜むマンティコア[怪物]とはいったい何なのだろうか?さらにアパートの火事、3Dモデリングされていく人らしきもの、誰かを介抱する様子のディアナの後ろ姿など不穏なシーンが畳み掛けるが、予告のラストは「それでも一緒にいたい」と抱き合うふたりの姿で締めくくられる。果たして「タブーを超えた衝撃の境地」とは何なのか?一筋縄ではいかない男女の禁断の愛を予感させるが、ふたりを待ち受ける結末は愛か、悲劇かーー。
■『マンティコア 怪物』30秒予告編
監督は、架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」に憧れる白血病の少女をめぐる悲劇を描いた劇場デビュー作『マジカル・ガール』(14)がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞する快挙を成し遂げ、巨匠ペドロ・アルモドバルに「この映画を猛烈に愛する」と言わしめたカルロス・べルムト。その独創的なストーリーと先読みできない巧みな構成に批評家や映画ファンも唸り、日本でもカルト的な人気を博した。「日本文化は僕の血肉」と語り日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛するスペインの鬼才が描く、人間の心の闇のタブーに踏み込んだ衝撃のアンチモラル・ロマンス。
4月19日(金)シネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開